エアラインの上級会員ステイタスは幼い子連れ旅行者こそ持っていると便利という話

サファイアステイタスJGCカウンター

エアラインの上級ステイタスとは、各航空会社の会員(マイレージ会員とほぼ同義)で、搭乗回数の多い会員に与えられる資格です。
JALはJGC (JALグローバルクラブ)、ANAはSFC(スーパーフライヤーズ)という名称で上級会員向けのプログラムがあって、ステイタスを得ると優先搭乗などのサービスを受けられるようになります。

昔は飛行機使用の出張族のためのサービスのようなイメージだったのですが、海外旅行が当たり前になってきたこともあり、最近は学生さんやファミリー旅行者のステイタスホルダーも増えている印象。
私は飛行機に乗る機会が重なった年にJAL、ANAそれぞれの上級会員(サファイア、プレミアムメンバー)になりました。

航空会社の上級会員向けサービス

上級会員向けのサービスとしては、具体的には以下のようなものがあります。
航空会社によって細則や内容が違ったり、ほかにもこまごまサービスがありますが大まかにはこんな感じ。

  • 空港ラウンジが使用できる
  • ステイタス会員専用チェックインカウンター・保安検査場が使用できる
  • 優先搭乗OK
  • 優先キャンセル待ち
  • 受託手荷物の数量・重量の制限緩和
  • 到着空港での手荷物優先引き渡し

子連れ旅行者に嬉しいサービスは?

私はプライベート・仕事それぞれで子連れで飛行機を利用していますが、会員ステイタスがあってよかった!!と思うシーンが何度かあります。

会員専用チェックインカウンター・保安検査場の利用

サファイアステイタスJGCカウンター

年末年始やGWに羽田空港に行くと、手荷物預けのカウンターが長蛇の列で最後尾からはゆうに40分待ち…なんてことが普通ですが、上級会員だとチェックイン&手荷物預け、保安検査場は会員専用のものが利用できるので超スムーズです。

我が家の場合は母子二人での移動が基本なので、列に並んでいる間にトイレにも行けない40分はしんどい…。
また、大人だけの旅では「荷物は機内持ち込み分だけ。スキップサービスでチェックインカウンターに寄る必要もなく、空港では保安検査場だけ通過すればOK!」という事も多いですが、一方、子連れ旅行の場合はほとんどの場合手荷物預けが必要だし、航空券を親子同一予約番号で発券できなかった場合(親か子どちらか一方だけ特典航空券で予約した場合など)はチェックインカウンターに寄る必要があったりと手続きが必要なシーンが多いので、いつも空いている会員専用レーンはかなりありがたい存在です。

サファイアステイタスJGCカウンター

写真奥の手荷物カウンターでは長蛇の列ですが、手前のJGCカウンターでは待ち人数一人のみ。待ち時間の差は圧倒的です。

優先搭乗OK

長いフライトを機内で過ごすのだから出発ギリギリまで搭乗しないでおいた方が気分が楽だ、と思っていたのは昔の話で、今は優先搭乗させてもらえるのがありがたいです。理由は荷物。

娘のぬいぐるみやおもちゃなど、機内へ持ち込む荷物が多いので、後方座席の人が通る邪魔にならないうちに荷物を整理してバッグを棚にあげてしまえると気が楽です。
また、搭乗が遅くなると自分の座席そばの棚が空いていないこともあるので、フライト中に何度も荷物を出し入れする可能性のある子連れ旅行者としてはそれを避けられるだけでも嬉しい。

ラウンジ利用はまぁまぁ便利

クレジットカードラウンジ(ゴールドカードなどを持っていると入れるラウンジ)と比較すると、航空会社のラウンジはアルコール含め飲食物が無料でサービスされ、またシャワーもあるので利用価値は高いです。

とはいえ、国際線ラウンジは上級会員でなくとも、プレミアムエコノミー以上のクラスを予約すれば利用できるので「ステイタスホルダーだからこそ!」感は薄い特典です。国内線ラウンジは上級会員(またはファーストクラス搭乗者)限定ですが、長時間の乗り継ぎが発生しない限りはそうそうゆったり寛ぐ時間もないし。

ただ、コーヒー一杯だけ飲みたいなとか、ちょっと落ち着いてリラックスした時間を過ごしたいというときには、ラウンジは便利だなと思います。キッズスペースがあるラウンジも多いので、子連れでも気兼ねなく利用できます。

空港って人が多くて独特の高揚した雰囲気が漂っていて、それはそれで結構好きなんですが、ときどき人あたりしてくたびれてしまうんですよね…(歳かな)。
子供もずーっとハイな雰囲気の中にいると変に興奮してしまうので、静かな雰囲気の場所にゆっくり座って本を読む時間があると搭乗前の気持ちのリセットになって良いです。トイレも空いてて綺麗だし。

チェックインした荷物が早く出てくる

サファイアステイタスJGCカウンター

預けた手荷物はベビーカーなどの最優先荷物の次にターンテーブルに現れます。これは便利!
永遠に回り続けるのではないかと思うターンテーブルの前にじーっとたたずんで、子供を抱っこしながら自分のものではないスーツケースがぐるぐる回っているのを眺める必要がありません。

まとめ

そんなわけで、小さな子供連れ旅行者こそ上級会員になると便利です!と力強く主張します。

航空会社もこの点をちゃんと理解していて、例えばJALであれば子供が生まれてから2歳になるまでの間、クリスタルのステイタスを無条件で付与するキャンペーンを行っています。

https://www.jal.co.jp/jmb/lifestyle/crystal.html

航空会社の顧客囲い込み作戦の一環ですが、これは乗っておいて損はないのでは。

おまけ

デルタ航空のセーフティビデオ。ジョークが効いてて面白いです。

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