『カラコロピタン!レゴブロックで作るからくり装置』で遊ぶ

カラコロピタン

レゴ好きの娘に『カラコロピタン!レゴブロックで作るからくり装置』という本を購入しました。

これはレゴブロックを使ってピタゴラスイッチ的なものを組み立てるためのパーツ&説明書のセットで、全部で10種類のからくり装置が作れます(注:この本だけで作れるのは10種類のうち1種類のみ、残り9種類を作るには別途レゴブロックか、レゴに代わるものが必要です)。

パジャマで失礼します

対象年齢は8歳以上とありますが、漢字にはすべてふりがながふってあるので6歳の娘でも一人で作ることができました。

娘が組み立てるのを横で眺めていながら、ここが違う、あそこを先に作らなきゃ!などと手と口を出したくてうずうず、うずうず、その欲求を抑えることに一番(私が)苦労しましたが「わからない、やって」と人任せにしてくる癖を直してほしくて、ぐっと我慢。
小さいパーツに紐を結ぶところだけやってくれと言われたので手助けしましたが、あとはすべて自力で完成させました。 素晴らしい。

カラコロピタン
説明書に従って組み立てる

論理的思考が作業によって鍛えられる点が良い

カラコロピタン

本の表紙に“からくり装置の3ステップ ” として

  1. 完成形を考える
  2. 実際に作る
  3. あそんで、確かめる

と書いてあるのですが、何も教えずに娘にやらせてみると、

  1. とにかく作ってみる
  2. あそぶ(うまくいかない)
  3. なんで?

という思考回路だということがよくわかります。

「なんで?」の後、娘に「見本の図と、作ったものには違ってるところがあるから、探してごらん」とアドバイスすると、説明書の助けを借りながら手順を遡り、間違っている場所を特定して「ココの出っ張りをひっかけないとうまく動かないんだね!」と理解したり、または「ココが動かないとボールを押さないから、ブロックを長くしなきゃ」などと構造から機能を連想して組み立てられるようになりました。

プログラミングに代表される論理的思考というのは、真正の天才以外は、(カンも含め)ある程度経験によって培うものだと思うので、本書のように手を動かして実際に作業をすることを通して論理的思考を鍛えらえるというのはとても良いと思います。

そして完成

この本だけで作れるステップ1のからくり装置です。構造としてはとても単純なものですが、装置が「思った通りの動きをする」と、大人も子供も大興奮。純粋にめちゃめちゃ楽しいです。

本書購入前の注意点

Amazonのレビューでは結構さんざんな評価(パーツが紙製ですぐ壊れる、本に付属しているパーツだけでは作れないetc.)なのですが、我が家では楽しく遊べています。

紙製パーツは大した構造のものじゃないので、壊れたら厚紙を使って同じものを作ったり、壊れてほしくないなら木工するとかいろいろ手段はあると思うんだけど。みんな真面目だな。

ただ「手持ちのレゴがないと10種類のからくり装置のうち1種類しか作れない」というのはその通りなので、家にレゴがまったくない場合は要注意です。レゴを1つも持っていないご家庭であれば、基本セット1ボックスを一緒に購入しましょう。

コメント