娘とトレラン大会に参加する

トレラン
トレラン大会

保育園のお友達に誘われて、去年に引き続き、近所で行われたトレラン(トレイル・ランニング、平坦な道ではなく山道を走る競技)大会に母娘で参加してきました。

レースは未就学児、小学生1~6年生の学年別、中学生、最後に保護者の部、という構成で、未就学児は1kmのコースを親が伴走して走ります。
山道ですから当然未整備のコース。足場も悪くゴロゴロ転がる石につまづいて転倒する子も多数。娘も見事にすっこけ、手足をすりむいて痛い痛いと泣きながら、それでも自分の力で素早く立ち上がって完走しました。

去年、「まだゴールじゃないの?」などと言いながら、私に手をひかれてなんとか完走したことを思えば、レース中、終始娘の背中を追いかけることになった今年は快挙です。
本人が目標にしていた順位には入れませんでしたが、本人が「わたし、すごくがんばった!!!!」と満足してレースを終えられたので良かった。

この大会の良さは子供たちの真剣な姿が見られることと、会場全体が一生懸命ランナーを応援してくれること。

小学生たち、とくに学年が上の子たちは「勝負」を理解しているのでその熱意も並ではありませんが、未就学児だってみんな真剣です。そんな姿を大人だけでなく子供たち同士も大声で応援しあいます。
敢闘賞などはなく、タイムはゼッケンにつけたチップで正確に計測され順位が決まるシビアな戦いですが、だからこその真剣勝負。

上野千鶴子氏が「がんばっても報われない社会が待っている」と東大入学式祝辞で語ったことがちょっとした話題になっていますね。個人的には(その統計部分の正確さはともかくとして)上野氏のメッセージにはまるっと賛成。でも同時に、頑張った結果として報われなかったとしても、自分が頑張ろうと決めたことに頑張れる、その事実が娘を強くしてくれるとも思っています。

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