娘6歳、JALキッズおでかけサポートを利用して一人旅に出る

羽田空港の混雑

昔の人は言いました。「かわいい子には旅をさせよ」と。

口ばかり達者で実は甘えん坊な我が家の娘は7月にお誕生日を迎え、6歳になりました。来年は小学生!もう赤ちゃんではありません。
母はあれこれ画策し、かわいい娘を旅に出すことにしました。行先は彼女の父親の住む南の地(国内)、交通手段は飛行機です。

なぜ飛行機を選んだのか?

父親の居のある地は、我が家からの行き方としては空路のほか、陸路(新幹線)も1本でつながっている便利な場所です。所要時間は待ち時間を考えると空路・陸路ともに大体とんとん。実際、出張など大人だけで移動する場合は時間拘束の少ない陸路を選択する人が多い距離の地です。

でも!我が家の場合、6歳児の一人旅は空路一択でした。なぜなら安全だから。

飛行機旅のメリット
  • 途中下車・乗り過ごしがない(乗り降りを間違えようがなく、連れ去り防止という観点からも良い)
  • 大人の目が行き届く(CAさんのスペシャルケアが受けられる)
  • 搭乗・降機場所が明らかで迷わない(駅って案外広いよね)

私が子供の頃は、初めてのおつかいならぬ初めての子供旅は列車が主流だったと記憶していますが、親の立場になってみると飛行機での子供一人旅のなんて安全なことか。

特に羽田から地方空港へ向かう路線の場合、降機後のミーティングポイントを間違えようもないので「乗ってしまえばあとは安心」感が強く、低年齢の子供の初めての子供旅初級者編としては最適だと思いました。

飛行機利用の一人旅は6歳から

フルサービスキャリアであるJAL、ANAは、ともにそれぞれ6歳以上11歳までの子供の一人搭乗をサポートするサービスを行っています。
二社の違いは名前だけ。
なんでここまで?と思うほどに内容は同じなので、サービスでキャリアを選ぶ必要はありません。

記念すべき初一人旅の翼として娘が選んだのはJAL。いつも鶴派の彼女。娘のこだわりにより、ここでは「JALキッズおでかけサービス」(羽田空港利用の場合)について解説していこうと思います。

航空券を電話予約する

6~7歳の子供の航空券は大人の付き添いがない場合ネットで発券できないため、電話予約する必要があります。
通常の予約デスクではなく、下記JALスマイルサポートデスクにかけると予約発券と同時にJALキッズおでかけサービスの登録が完了するので便利。

JALスマイルサポートデスク
出典;JAL

この電話で座席指定も可能。CAさんの目が行き届きやすい、という理由で機体後方座席をオススメされたのでそのように手配をお願いしました。

その他、注意事項として以下を案内されて終了。かなりあっさりした手続きです。

  • 搭乗当日は1時間前を目安に JALスマイルサポートカウンター へ行くこと
  • 空港での送迎は必須。保護者が対応できない場合は日本交通のキッズタクシーを利用すること。
  • 事前にキッズおでかけサポート申込書を作成&印刷していくと、当日の手間が省ける
  • 子ども本人がマイレージクラブ会員の場合、マイレージクラブカードを用意しておくこと

当日、羽田空港での手続き

JALスマイルサポートデスク

空港に到着後、まずはJALスマイルサポートデスクへ向かいます。この日は夏休み期間中ということで空港自体も、またサポートデスクもかなりにぎわっていました。

JALスマイルサポートデスク

番号札を取って順番を待ちます。
番号を呼ばれたらEチケットまたはマイレージクラブカードと キッズおでかけサポート申込書 を提出し、所定の手続きを受けます。
なお、スーツケースなど預け入れ手荷物がある場合、このカウンターで手続きが可能です。手荷物カウンターが長蛇の列だったのでこれは有難かった。

JALキッズおでかけサポート

Eチケット控え、キッズおでかけサポート申込書、手荷物番号表などを入れたネックストラップ付のポーチのようなものを渡されて、手続きは約5分程度で完了。

このネックストラップはキッズおでかけサポートを利用している目印としても利用するので、目的地に着くまで首から提げておくように、とのこと。

付き添い人(=私)には搭乗券の代わりにこのような保安検査場特別通過証が渡されます。これがないと保安検査場を超えて搭乗口まで見送りに行けないので注意です。

搭乗は最優先!搭乗口への到着は時間に余裕をもって

搭乗口での案内順序は最優先が事前改札サービスの対象者となり、キッズおでかけサポート利用者はこれに該当します。そのため、搭乗は優先搭乗対象の各ステイタスホルダー(ダイヤモンド、サファイア)やファーストクラス・ビジネスクラスゲストよりも前!

JAL国内線 – 搭乗口でのご案内順について

飛行機の出発時刻のおよそ30分前になります。娘とのんびりお菓子を買っていたら、コールがかかって焦りました。

必ず事前改札をしないといけないというわけではないようですが、座席まで案内してもらい、手荷物の収納などをお手伝いいただくことを考えると、CAさん側に余裕があるうちに改札したほうが良いと思います。特段の理由がない場合は事前改札の利用をオススメ。

JALキッズおでかけサポート

見送りはここまで。娘は行ってきまーすと言うと、後ろも振り返らずにさっさと搭乗していきました。

出迎え空港での手続き

到着空港では制限区域内まではお迎えに入れず、 降機後、グランドスタッフさんが子供たちを引率してロビーまで連れてきてくれるので、到着ロビーの決められた場所で引き渡しとなります。
お迎え側は身分証明書の提出などは一切なく、引渡書にサインをして完了。

預け入れ手荷物がある場合はグランドスタッフさんターンテーブルからピックアップしてくれます。こちらも搭乗と同様、最優先で返却されるようです。

なお、子供の利用する便が直行便でなく、乗り継ぎが発生する場合、乗り継ぎ地ではグランドスタッフさんが一緒に乗り継ぎ待ちをしてくれるとのこと。
乗り継ぎは大人でも失敗することがあるので安心ですね。

キッズおでかけサポートサービスを利用した感想

子供の初めての一人旅。平気なふりをしながらも、親がドキドキ!でした。でも航空会社側はいつものことだからでしょう、予約から引き渡しまでビジネスライクに手際よくスムーズに対応してくれたのでむしろ安心できました。

一方、娘はと言えば、iPadでPrime Videoを見て過ごし、ドリンクサービスではお気に入りのコンソメスープを飲んで、存分にリラックスして約1時間のフライトを満喫したそうで、到着後の電話での第一声は「楽しかった!!」。

母娘どちらにも忘れられない良い夏の思い出となりました。

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