ポートランド(オレゴン)へ子連れのんびり旅

ポートランドフォレストパーク
街中からすぐの場所に森!トレイルが整備されていて気軽にお散歩できます

娘が小学校に上がる前のラストチャンス!とばかりに、ポートランドへ10日間旅行に行ってきました。

ポートランドといえば環境都市としての取り組みやサードウェーブコーヒーブームの火付け役などとして昨今知名度の上がった街。ハイテク都市でありながら、普段の暮らしにアウトドアが根付いているという評判です。
さらにはクラフトビールのブリュワリー(醸造所)も多く存在し、消費税のない街、と聞けばポートランドを目的地に選ばない理由がありません!

ポートランドの地理的情報

ポートランドはアメリカの太平洋岸北西部、オレゴン州にある都市で、日本人に馴染みのある都市との位置関係としてはシアトルの南、サンフランシスコの北に位置します。
夏冬の温暖差が比較的少ない土地ですが、雨量が多いのが特徴で、特に秋の終わりから冬にかけては曇天が続くとのこと。 この時期に鬱々とする、いわゆる季節病(Seasonal affective disorder)にかかる人は珍しくないようです。

ポートランド
9月は夜でもまだ半そでで外ごはんが楽しめる

我が家が旅行したのは9月。ちょうど夏の終わりの涼しい風が吹く時期で、レストランのテラス席でのんびりビールを楽しむには最高!な季節でした。もう少し秋が深まり、紅葉するころも楽しいだろうなと思います。

人口は約58万人(2010年統計)、総面積は約370㎢。
神奈川県横浜市が人口372万人(2015年統計)で面積約430㎢なので、人口当たりの面積比率の多さ、ゆったりとした暮らしぶりがわかります。

ポートランドでの過ごし方、我が家の場合

ポートランドファーマーズマーケット
ポートランド州立大学で開催されるファーマーズマーケット

ポートランドはいわゆる観光地ではないので見て回るべき名所は特にありませんが、ただぶらぶらと街中を散策してショッピングをしたり、森へトレッキングに出かけたり、公園でのんびりと過ごすのには最適な場所でした。

ポートランド
街中には大規模公園がいくつもある

自然と町の距離が近く、また町自体がコンパクトなのでバスや路面電車を乗り継いでの移動が楽です。疲れてしまった時や荷物が多い時はウーバーを。街中に走っているウーバーの数も多く、毎回ほぼ待ち時間なしで配車されてストレスフリー。

ポートランド
ポートランド出身のブランド、KEEN本店

前述の通り、オレゴン州は消費税が無税なのでお買い物天国です。
特にポートランドはアウトドアが生活に根付いたエリアなので、Patagonia、North Face、Icebreaker、prAnaやKEENといったアメリカンアウトドアブランドが軒を連ねていて、だいたい日本価格の3割引きといったところ。アウトドアウェア好きにはたまりません。

ただ、お店の規模の割には展示されている商品点数が少なくてちょっとがっかり…。
あれもない、これもないとがっかりしていたら「メールオーダー!メールオーダー!注文したら2日後にお店でピックアップできるよ!」と励まされ(?)ました。次回はそうしよう。

ポートランド
ホップやモルトが積まれたブリュワリーの店内

クラフトビールのブリュワリーをめぐるのも楽しみの一つ。
どのブリュワリーレストランにも写真のような飲み比べセット(サンプラー)が用意されていて、製造方法や特徴などが詳細に書かれたメニューを見ながら味の違いを楽しめます。

ポートランド
飲みかけ画像で失礼します

私は今までIPAにほとんど興味がなかったのに、ポートランドですっかりはまってしまってラガーでは物足りなくなってしまいました。特にHazy(ヘイジー)と表現されるタイプのエールは最高においしいです。

Haze(もや、霞み)なビールとは??聞いたことがなかったのでスーパーでビールの試飲販売をしているお兄さんに聞いたところ、 2016年ごろアメリカのニューイングランド地方(東海岸北部)で生まれたスタイルで、濾過の過程で不純物を取り去りすぎないビールだそう。

ポートランド
透き通っていないビールがHazeなビール

Haze(霞み、もや)が表す通り、透き通った黄金色ではなく、グレープフルーツジュースのような見た目です。フレッシュな香りとすっきりしたのど越しがサイコー。老若男女問わず受ける味だと思います。ビール好きの方はぜひお試しを!

ポートランド

オレゴンの富士山と呼ばれるマウント・フッドへ1日ハイクに行ったり、川下りを楽しんだりしたい!と旅行中はいろいろ計画を立てていったのですが、「公園で遊ぶ!」と主張する娘に引きずられて、結局10日間ずっと街中をふらふらしていました。子連れあるある?

ポートランド

ポートランドは都市計画の際に「公園が地域をつなぐ」をモットーに、意識的に公園が作られた街で、市内には大小約200の公園があるとのこと。公園と言ってもマンションの敷地の片隅に作られるような遊具公園でなく、ランニングコースや乗馬用トレイルを備えているような広大なものが多く、バードウォッチング、植物観察など、1日いても飽きません。

ポートランド
ジャンクな味がしない、美味しいハンバーガー

ポートランドは食への意識も高く、アメリカとは思えない(失礼)レベルの美味しい食事も楽しめます。
不測の事態が起こった時にコミュニケーションに苦労しない、という点で、特に子連れの場合は旅先に英語圏を選びたい気持ちは毎回あるのですが [1] のちになってこの心配が正しいことを証明する事件が起こる…。詳細は別記事にて 、そのたびに「アメリカは食事がなぁ…」と思って避けていました。でもポートランドならいい!

ポートランドの食事のおいしさは地産地消、オーガニック栽培への理解の高さなどが関係しているのかなと想像します。それとも最近のアメリカはどこに行ってもこのレベルの食事が食べられるのでしょうか。そうだったらいいな、でもたぶん違うだろうな。

まとめ

ポートランド
ポートランド国際空港

特に目的を持たない旅行でしたが、ポートランドはのんびりと過ごすには最高の街でした。自然と街を共生させながら経済を発展させていくには、住民らの並々ならぬ意欲と努力があるのだろうと思いますが、気負ったところがなく、人々がのんびりと暮らしを楽しんでいる様子が伝わってくる素敵な場所でした。

一方で、ポートランドの犯罪発生率は決して低くなく、殺人以外の分野では全米平均を上回るという報告もあるようです。実際の犯罪レポートについてはこちら→から確認できます。
街自体に活気があると感じる一方で、ホームレスの姿も多く、また住宅街では廃墟化している住宅もちらほらと。手入れがされている住宅の多くはホームセキュリティーを導入していることを示すステッカーや立て看板を立てており、空き巣や盗難などの多さを暗示していました。

ポートランド
ダウンタウン

渡米前、日本ではポートランドはある種のサンクチュアリのように伝えられているように感じましたが、やはり経済格差や就労問題は世界的に避けて通れない問題のようです。

とはいえ、ポートランドが魅力的な街であることに変わりはなく、派手なアトラクションもなくリゾートでもありませんが、街のサイズやアウトドアが暮らしに根付いている環境にすっかり魅了されました。今回やり残した登山や川下りといったアクティビティに未練があるし、次こそはPatagonia製品をしっかりゲットしてきたいので、我が家は来年、また訪問しようと計画しています。

References

1 のちになってこの心配が正しいことを証明する事件が起こる…。詳細は別記事にて

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